太陽が織りなすライトショー。
空のグラデーション。
夕焼けの美しさは語るまでもない。
しかし、僕たちは、ある山里で全く別の種類の
夕暮れの美を体験した。
どこまでも、碧色に閉ざされた闇の美しさである。
福知山線の古市駅からさらに奥まった
住山の里で出会った蒼い闇の世界は
春の薄曇りの日に突然現れた。
僕たちはこの闇の中に懐かしい様々な記憶を
かいま見ながらゆったり流れる時間の中を旅した。



C O N T E N T S

住山の里
魔法にかかった風景
止まった時間
物語のロケーション
閉ざされた時間 蒼い闇
静寂
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暗闇に消える道
時間の交差点
時間のステーション

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08
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時間と空間の不思議な関係
電気の会話
蒼い闇の月
ゴジラ出現
灯の思い出
蒼い闇から黒い闇へ
闇を演出する光
灯の存在

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