銀河系の記憶

瓶のかけらが波で浸食されて
再び鉱物だったころの記憶を
思い出そうとしています

波の音を聞きながら
砂浜の上で眠ることだけに午後を使う
夕方の光線が砂浜をピンクに染める
とっも贅沢な一時に出会うためだけに時間を使おう
目がさめたら 遊びの時間 波に侵食され 
瓶の記憶も忘れはじめた数々の美しいガラスのかけらを
見つけてしまった
僕たちは砂の上にそれらを並べる遊びに夢中になる

淡路島 洲本の海岸