元気でないといけない社会
頑張ろうと人を励ます社会構造
頑張らなければならない社会に
ふと疑問を感じた時
僕たちのプロジェクトが
スタートします
ポジティブだけど頑張らない
新しい構図をイメージして
健康と不健康
明るさと暗さとも
仲良くしながら
新しい幾何学に身を
ゆだねて
わたし は わたし
無意味と無駄
遠回りと散歩
非合理性と あ・そ・び

コンセプト

H & A project

「地球に落ちている物を並べるプロジェクト」は、私たちがフィールドで出会ったさまざまな、落ちている物に心を奪われ、その感動を、その場で私たちの感性の物差しで並べることで、身近な自然を再確認するためのプロジェクトです。

自然の中に落ちている物の多くは、枯れた葉や、果実、花であったり、貝殻であったり、生命の死をイメージするものでもあります。それは、悲しみに満ちた終末ではなく、やがて風化したり侵食されたりしながら、新しい生命の誕生のために地球に取り込まれていく、自然のサイクルの一つの過程です。

「地球に落ちている物を並べるプロジェクト」は、生命の生と死と言う渦巻きを身近に考えるプロジェクトでもあるのです。 人は自然とテクノロジーといった対局にあるものを友とし、バランスのとれた三角関係を築くことによって、幸せを得ることが出来る生き物です。社会生活において、便利さと無駄を省いた合理性は必要ですが、それだけに偏ったシステムでは人は幸せになりません。時には無駄や遠回り、寄り道といった行為が必要です。

自然を相手にすれば、自分の計画や予定といった物が、あまり意味を持たないことを知ります。