<デザイン会社の設立と仕事の拡大>
結婚を期に1983年、元エルマガジン社のT氏とトランスワードを設立。デザインやアートをビジネスにつなげたい。そんな思いからの起業だった。
ミニFM局「ルーシーステーション」を開局。自らのデザイン表現や編集ノウハウを宣伝する為のビジュアル雑誌「ルーシー」の発行。そのデザインや企画カが認められ、神戸を中心に仕事を広げていった。アートを意識した新しいデザイン表現を求め仕事にのめり込んでいった時期でもある。
トランスワードの設立によりデザインの仕事は多様化を極めた。特に取材力を売りにエディトリアルのノウハウを等に生かし、企業へのハウスオーガンや情報誌の企画制作を神戸の企業を中心に提案し制作する。そんな中で、カメラマン、イラストレーターとのチームワークでのビジュアル表現が多くなる。またCI関係の仕事にたづさわり、30代女性をターゲットに、パートナーの橋本あやめとの共同制作が増える。やがてバブル経済の崩壊とともに、企業のデザイン費の削減もあり、販促などの商業活動の分野に移行して行く。
その事がデザインの仕事への興味をなくしていく事にも繋がっていった。
朝から深夜までデザインの仕事に明け暮れ、たまの休みは自転車(ロードレーサー)や登山に夢中になっていた。とにかく元気で、過労で倒れたら点滴をうってもらいながら、仕事に遊びに充実していた。
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