金曜日の夜遅く 街のプラットホームは 山へ向かう人の列 女は一人で列車の来るのを待っている 街の刺激も楽しいけれど 山の毎日は もっとワクワクすることばかり それぞれの夢乗せて街を後にする夜行列車 女は小さな夢抱いて アタックザックに身を寄せる 彼女は街の中 どこかのバンドで サックスホーンなど吹いている 今夜は何もかも忘れて 列車に揺られて眠るだけ 明日には何処かの山の中 雲の上の道を歩いている 街を後にする後はワクワクするばかり 私は時間の遭難者SOSなど届かない